Codeと文字とアイデンティティ 2026.03.10 / Essay
ガラガラと粗末な木の扉を開けると、薄暗い部屋で、小さな子どもたちが寝ていた。
ここは、ヒマラヤを挟んだ隣国ネパール、ポカラにあるチベット難民キャンプ。
親は、キャンプ内のカーペット工場で働いている。
扉の正面には、使い古された真っ白な黒板に、丁寧に描かれたチベット文字。
繊細で美しいその文字は、魂のこもった模様のように見える。
異国で生まれた子どもたちを支えていく尊いもの。
シャッターが切れるまで2秒かかった。
黒くブレた写真の仕上がりを想像していたが、文字は写っていた。
やっとこの写真を発信できる日が来た。
AIにCodeを教えてもらいながら。